
こんにちは。Be-Styleの鎌戸です。
元中学校体育教師、現コンディショニングトレーナーの私だからこそお伝えできることを紹介していきます!!
体育の授業でよくあるつまずき事例とその解決のためにどういう動きの練習(体づくり)をしたらいいかお伝えします。
今回は逆上がり(鉄棒)編です。
小学生で逆上がりができない子が多いという小学校の先生の声もあります。
私は、逆上がりがなかなかできず、何度も練習し、できた瞬間はとても嬉しかったことを今でも覚えています。
逆上がりができたことが、他の運動にもつながってきたと思います。
小学校では、低学年(1、2年生)は鉄棒を使った運動遊び、中学年(3、4年生)と高学年(5、6年生)ではマット運動という学習領域になります。
(例)低学年 ぶら下がり、支持しての上がり下がり 中学年〜 逆上がり
技として取り組む3年生の体育の授業でできるようにするために、今からできることをしてみましょう。
他にも後転や倒立ができるようになりたい人は次の記事も読んでみてください。
体育の授業が楽しみになる!後転、倒立ができるようになる方法を確認する
以下に逆上がりのよくある失敗例を3つ挙げています。
<よくある失敗例>
・肘が伸び、脇が開いてしまう。
・蹴り上げる力が弱い。
・足を振り上げたときにあごが上がってしまう。
逆上がりができるようになるには色々な要素が必要です。
腕の力、脚を蹴り上げる力が大切なことはみなさんご存知かと思います。
しかし、それだけではなかなか難しいです。
上半身と下半身の連動が大切です。
つまり、体幹(コア)の力が大切になってきます。
そこでオススメの運動がグーパー運動です。
グーのときに肘を曲げて脇を閉める。パーのときには指先まで伸ばすことを意識して10回ほど繰り返し行ってみてください。
グーの姿勢で10秒間キープするのもオススメです。
この動きをすることで、お腹(コア)を使って手足を動かす練習にもなります。
前回、倒立ができない子へのオススメの動きとして紹介した、手押し車もオススメです。
家でこのような運動をすることも大切なのですが、
昔は外遊びの中で逆上がりに必要な力をつけていっていました。
うんてい、登り棒、ジャングルジムなどの遊具は全身に力を入れる遊びとしてとても有効なものです。
元気に外遊びをしている子どもたちは、遊びの中で身につけているものも多かったのです。
現在は危険だからということで遊具がなくなり、最近ではコロナの影響で大型遊具が禁止になるなど、子どもたちの外遊びの機会がどんどん制限されていっていることがとても心配でもあります。
だからこそ、引き続き家でできることをお伝えしていきたいです。
お父さんの腕にぶら下がる遊びもオススメです(笑)